塗装品目
塗料の紹介
■メラミン焼付塗料
焼付塗料しては比較的安価かつ手頃で、焼付塗料の特徴でもある、冷ましてすぐに最終性能に近い物性が期待できる塗料です。基本的に屋外より屋内の製品に使用されることが多いです。
■アクリル焼付塗料
耐候性に優れており、冷ましてすぐに最終性能の物性が期待できます。
メラミンより経済面では劣りますが、屋外・屋内共に多分野で使用される比較的ポピュラーな塗料です。
■ポリエステル樹脂焼付塗料
屋外での光沢の保持などでメラミンより優れ、自動車や建設機械部品などの一部で使用されることが多いです。
■アクリルウレタン塗料
主剤と硬化剤からなる二液型塗料です。塗料と硬化剤を混ぜて塗装します。アクリル焼付塗料より耐候性が有り自動車の補修塗装でよく使用されているほか、工業塗装製品でも多く使用されています。プラスック製品などにも使用されています。
■アクリルシリコン塗料
アクリルがベースでシリコンが入った塗料です。下地に対する付着力が強く、光沢保持性、保色性、耐候性も優れており、遮熱性や耐汚性のあるもの、艶やカラーバリエーションなども豊富な塗料です。
■フッ素系樹脂塗料
屋外での光沢や色彩の保持性は極めて優れた塗料です。耐候性にも優れており、長期メンテナンス無しで塗装の外観を維持したい製品によく使用されますが、比較的高価な塗料で頻繁に塗り替えが出来ない耐候性の要求される屋外製品に使用されることが多いです。
■機能性塗料
張り紙・落書き防止塗料
潤滑性のある塗膜であり、非粘着・非汚染性に優れています。フッ素に匹敵する耐候性があり、優れた塗膜性能を発揮します。幅広い素材に対する付着性があります。着雪防止機能も有しています。
遮熱塗料
赤外線を反射させ、屋根・屋上・ベランダ・外壁の表面温度上昇を抑える機能をもった塗料です。
耐熱塗料
耐熱塗料は、一般的な塗料と比べ高温でも腐食防止や美観を維持できる塗料です。
一般的な塗料は耐熱温度70℃前後に対し、耐熱塗料は約600℃前後まであります。
耐寒性にもすぐれており、マイナス50℃までの耐寒性があります。
光触媒塗料
光触媒塗料は、太陽の光で汚れを分解・浮かせ、雨(水)で汚れを洗い流すことができる。
機能をもった塗料です。自然の力で汚れを落とすことが出来き、空気を浄化する性能も併せ持つ環境問題にも貢献できる塗料です。
■エポキシ系粉体塗料
塗膜硬度、耐水性、耐食性、耐熱性、電気絶縁、塗装作業性に優れている塗料です。
家電製品、自動車部品、電気部品、水道関連資材などの幅広く使用されています。
防食を中心に使用されることが多く、厚塗りをおこなうことが比較的多い塗料です。
■ポリエステル系粉体塗料
外観、耐薬品性、耐食性、耐候性、塗膜硬度に優れている塗料です。
粉体塗料の中では一番バランスのとれた塗料であり、屋内・屋外共にこちらも多分野で使用されることが多い塗料です。
■エポキシポリエステル系粉体塗料
塗膜、外観、薄膜性、耐熱性、補修塗料性、経済性に優れている塗料です。
塗膜硬度や耐薬品性はエポキシ系には劣りますが、耐食性、耐候性はエポキシ系と同等の性能を持っています。薄膜仕上げのケースが多く、屋内製品に使用されることが多いです。
■アクリル系粉体塗料
耐候性、塗膜硬度、耐汚染性に優れていますが、耐食性、焼付時の臭気、経済面では他の粉体塗料より劣ります。さらに、塗膜ハジキや発砲といった欠点もあり取扱いが難しい塗料です。耐候性重視の屋外製品(主に美飾用)に使用されることが多いです。
■アクリルポリエステル系粉体塗料
ポリエステル系とアクリル系の特長を生かした塗料であり、揮発分の低減、臭気の軽減、 塗装作業性に優れています。屋外製品(主に美飾用)に使用されることが多いです。
■フッ素系粉体塗料
耐候性、耐光性、耐薬品性に極めて強い性質を持っている塗料です。特に建築外装用塗料として超高層から中高層の建築外装に広く使用されることが多いです。